【大失敗】なぜ私のクラウドファンディングは3回も失敗したのか【CAMPFIRE】【Makuake】

【大失敗】なぜ私のクラウドファンディングは3回も失敗したのか【CAMPFIRE】【Makuake】

さて、皆々様におかれましても
クラウドファンディングという言葉は、すっかり聞きなじみのある単語になったのではないだろうか?

私のブログもずっと
【レザークラフト】オリジナル腕時計ベルトを作ろう
【レザークラフト】【動画】手縫いで革を綺麗に縫う方法を教えます。
が閲覧数がツートップだったのだが、最近じわじわとクラウドファンディングについての記事の
閲覧数が伸びてきている。

ここらで一度、なぜ私のクラウドファンディングがうまくいかなかったのかを
振り返ってみたいと思う。

これからクラウドファンディングに挑戦する諸君らにとって
少しでも有益な情報となれば幸いだ。

【まずクラウドファンディングとは】

クラウドファンディングとは、「群衆(クラウド)」と
「資金調達(ファンディング)」を組み合わせた造語で、
「インターネットを介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達する」ことを指しています。

CAMPFIRE HPより抜粋

 

つまり従来の、先に商品があってそれを購入してもらう
【仕入代金を先払いして利益を後回収する】ビジネスから
先にお金を払ってもらって、それをもとに商品を作る
【利益を先回収してから、仕入代金を後払いする】ビジネスへと転換できるシステムなのだ。
うまくいけば非常に低リスクかつ無駄のないビジネスモデルの構築が可能だろう。

 

【過去2回行ったクラウドファンディングの反省】

ではここで私が過去に挑戦したクラウドファンディングについて振り返っていく。
当時記事を書いたものはリンクを貼っておくので、興味がある方はご覧いただきたい。

クラウドファンディング初挑戦。初めての失敗。

私が初めてクラウドファンディングに挑戦したのは2019年5月のこと。
動画編集用のレコーダーとソフトの購入代金として3万円を募るというものだった。

リターンは
パスケース:3,000円
ミニ財布 or カードケース:10,000円
イタリアンレザーミニ財布:20,000円

目標金額30,000円に対して、達成金額は3000円(1人=知人)
達成率10%という惨憺たる結果だった。
ここで私が失敗の原因として考えたのは以下の4点
➀ 支援することによるフィードバックが期待・想像できなかった。
➁ 私個人へのメリットしかないように見えた(社会貢献的な内容ではなかった)。
➂ 内容がありきたり、面白みがなかった。
➃ リターンが魅力的ではなかった。
※詳細は上記リンクの【結果発表編】でも詳しく書いている。

これを踏まえて第2回、本番のクラウドファンディングへと臨んだ。

本気で挑んだ開業資金獲得のためのクラウドファンディング。2度目の失敗。

初めてのクラウドファンディングから4か月後、2019年9月
レザークラフトワークショップ専門店開業資金を集めるための
クラウドファンディングをスタートさせた。

リターンは
純粋応援プラン(リターンなし):1,000円
ロゴ入り銀ペン:1,000円
パスケース:3,000円
ワークショップサブスクリプション1年分:10,000円
ミニ財布:10,000円
カードケース:10,000円

目標金額250万円に対して、達成金額は70,500円(9人 内知人5人)
達成率は2%という結果だった。

前回から比べると金額で2350%、人数で900%である。

独立開業ということでご祝儀的に知人5人が購入してくれ、
序盤こそ健闘はしたと思うが、失敗は失敗である。

なぜ2回目のクラウドファンディングも失敗してしまったのだろうか?

【失敗の最大の原因】

結局のところ、バズり感の演出不足・準備不足であると私は思う。

クラウドファンディングは開始24時間で目標金額の20~30%
1週間以内に50%を超えないと成功率がかなり下がる。
つまり勝負はページ公開より前に半分以上が決まっているということだ。

ここを超えるだけの共感を得ておくことができなかったこと、
人脈を作れなかったことが、私の最大の敗因だとおもう。

知り合いからお金をもらうことに非常に抵抗感が強かった。
申し訳ないという感情がどうしてもぬぐい切れなかった。
自覚はなかったが商品に自信がなかったのかもしれない。
就職を機に地元から離れ、東京に知り合いがいなかったから、
店舗に来られる人はほとんどいなかったというのも一因だったと思う。
だから顔の見えないWEB上で知らない人にお客様になっていただいて
そこから徐々に売上を伸ばしていこうと考えた。
これが間違いだったのだろう。
顔の見える人たちがどうしたらお金を払ってくれるほど喜んでくれるのか、
それを考えて施策を打っていかなければならなかったではないだろうか。

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・・・さて、3回目のクラウドファンディングである。


2021年2月、3回目のクラウドファンディングを実行した。

コロナ禍で需要がはっきりと見えてきていた抗菌・マスクをメインテーマに
新開発した抗菌レザーマスクの広告宣言を目的として行った。

CAMPFIREが抗菌・マスク関連のクラウドファンディングを一律禁止していたので、
今回はMakuakeを利用した。

リターンは
抗菌レザーを使用したレザーマスク:5,000円
抗菌レザーを使用したミニ財布:10,000円
レザーマスクとミニ財布セット割:14,000円

目標金額10万円に対して、達成金額は25,000円(5人 新規のみ)
達成率は25%という結果だった。

これまでのクラウドファンディングはまだ顧客自身にも見えていない
潜在需要、ブルーオーシャンをどうにか探り当てたいという意識があった。

今回は大きな需要がすでに見えていてレッドオーシャン化したマスク分野の中で
ニッチなニーズを狙い撃つためにレザーマスクを取り上げた。

結果はそれなりに功を奏し、新規顧客5名の獲得に成功した。
しかしここでも100%達成することはなく、失敗に終わった。

抗菌素材ではないレザーマスクはクラウドファンディングをする前から販売しており、
それなりに手ごたえはあった商品だった。

しかしやはりフォロワー500人程度のSNSだけでは集客、告知能力の限界があったのだろう。
ニッチな商品で予算を達成するにはさらに広く遠くまで存在を知らしめる必要がある。

あるいは完成度と単価をさらに上げて、
より深化した高額超ニッチ商品を開発してみるのも解決策の一つかもしれない。

「ナニコレ面白い」と思ってもらえれば拡散される可能性が上がる。

これはクラウドファンディングに限った話ではなく、
マーケティング全般に言える話かもしれないが。

しかしやはり偶発性に頼った拡散に賭けるのはリスキーだ。
どれだけたくさんのファン、友人があなたを助けてくれるか。

結局のところ、成功の可否はそこにかかっているように思えてならない。

【結局のところ何がダメだったのか】

➀ 既存顧客や知人に頼らず、
  新規顧客が運よく見つけてくれる偶発性に賭けてしまった
➁ ブルーオーシャンを見つけようとするあまり、
  目の前の顧客の需要からかけ離れてしまった
➂ 拡散→購入→拡散の正のスパイラルを生み出すための
  ファン作り、仕組み作り、努力、準備が足りなかった

クラウドファンディングは、やればお金が自然と集まる打ち出の小槌ではないし、
一発逆転を狙うためのギャンブルでもない。

成功に至るまで地道に“正しい”努力を積み重ねてきた人だけが夢をつかむチャンスを得る。
これまでの多くの成功者が歩んできた道と同じものがネット上に新しくできただけである。

決して楽な近道ではないし、私のように失敗ばかりの人も多くいるだろう。

それでも、どこにいてもあなたの努力が認められる可能性がある世界である。
世の中を少しだけよくできるアイディアがあるのなら、ぜひ挑戦してみてほしい。

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