今回は地味な記事である。
だが細部に拘る。誤解を恐れずに言えば、これこそ男の趣味である。
イタリアンレザーのトスカーナを使ったミニマムサブウォレットのデリンジャーは
試験的にパーツのほぼすべてを2㎜厚で作成してみたものである。
剛性というか、しっかりとした革小物感は出たのだが、しかしやはりミニマムというには厚ぼったい・・・。
というわけで、カードスロットパーツを1㎜厚に変更してみることにした。
【糸をほどく】
まずは縫い合わせた糸をほどいていく。
ほどき終わったら、ボンドで接客した部分をカッターで切りながら開き、剥がしていく。
【解体完了】
【薄い革で再縫製】
1㎜厚のカードスロットパーツを再び貼り、縫い合わせる。
すでに本体には穴が空いているので、それに沿って再度穴をあけて縫う。
【ぱっと見は分からないけど・・・】
私は一度完成した作品を再度弄るってことは普段あまりしない。
しかしこの財布にはひとかたならぬ想いがある。
これからも改善を繰り返していきながら、最高の1個を作っていきたい。