男のロマン、腕時計。
革ベルトだけボロボロになってしまった・・・・という方も多いのではないだろうか。
普通は時計屋さんなんかに行って、ベルトの交換をしてもらうことと思うが、
作ってみた。
【2019.06.12追記】
ベルトを新調した。完成度上げてみたのでぜひコチラも読んでいただきたい。
【レザークラフト】オリジナル腕時計を新調してみた
パッと簡単に完成品を載せたが、実はここに至るまでに4~5本くらい失敗している。
やはり難しかった・・・。
最初は通常のベルト形式で作っていたのだが、
今来ている革ジャンの袖がかなり狭く作られているので、革二重分の余分がなく、
引っかかって痛いという事態に陥っていた。
必要な長さは決まっているのだから、ベルト穴で調節なんて不自由なことをする必要はない。
ホックでつけはずしができたほうが確実に楽だ。
ざっくり作り方を書いていこう。
時計のベルトをつける部分の幅を図って巾を決める。この時計は20㎜だった。
20㎜巾で細長い革を85㎜ほど切り出す(当然作りたい長さで変わる)。
厚さは好みだが今回は“オモテ革を2㎜厚、ウラ革を1㎜厚”とした。
2㎜厚の端15㎜を漉きます。できる限り薄く、できる限り均一に。
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折り返してボンドで固定。それでバネ棒を通すための穴を作る。
ウラの革も7㎜程度を漉いて、しっかりと貼り付けよう。
こうすることで革が重なった部分が厚くなることを防ぐことができる。
金属部分が肌に触れないように先にホック金具(オス)を取り付けてから張り合わせる。
そして縫い穴を空ける。
手縫いの詳しいやり方はコチラ!
縫い代は2㎜程度がいいだろう。
私は普段縫い代3㎜で作るが、縫い代が狭いほうが工業製品とあうような気がする。
ちなみにこいつはうっかり金具のせいで
2㎜取れなくなってしまったので、1㎜で縫っている(笑)
縫ったのち、コバを仕上げて、ホック金具(メス)を取り付けたら完成だ。
時計に取り付けよう。
動画撮ってた(忘れてた)。
バネはずしという商品がある。ベルトを買うとついてきたりするそうだが、
ベルトは作ってしまったので、単品を買った。
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動画だとよく見えないかもしれないが、先がV字になっている。
それをベルトと時計のスキマに差し込んで、押し下げるようにすると
バネ棒が縮み、ベルトが外れる。
このバネ棒を新しいベルトに差し替えて、
片方を凹みに引っ掛けて、バネ棒を抑えながら押し込むと
「カチッ!」とはまる。
腕時計という精密機械に合わせるベルトは適当な作りが許されない(少なくとも私には)。
普段はわりと適当に作る私だが、これは本当にキッチリキッチリ計算して作成した。
いい経験になったと思う。
皆さんもぜひ、レザークラフトに慣れてきたら挑戦してみてはいかがだろうか。
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