【レザークラフト】ネットショップ BASEで売ってみた!【起業への第一歩】

【レザークラフト】ネットショップ BASEで売ってみた!【起業への第一歩】

起業を目指して日々頑張っている同志諸君。
いかがお過ごしだろうか。

先日オーダーしてくれたお客様からの紹介で、別のお客様からキーケースのオーダーが入った。
せっかくなので私が出店しているネットショップBASE経由での購入をお願いしてみた。
実際に使用してみた感想を書いてみようと思う。

正直とても使いやすかったぞ!特にお金の処理のあたりが!



【商品が売れたらこんな感じ】

BASEで商品が売れると登録しているメールアドレスに連絡が入る。管理画面にログインすると画像のような感じだ。
※たしか「売れました!」的な欄があったはずだが、
クリックしてしまったので「未発送商品があります」に変わってしまった。

“注文管理”アイコンをクリックすると下画像のように表示される。

これをクリックすれば、お客様情報が表示されるので、
伝票に書き写すなどして発送準備を整えればよい。

お金のやり取りをBASEが代行してくれるというのはおそらくあなたが思っているより便利だ。

最初のお客様は知り合いだったこともあって「手数料とられるの嫌だなー」と思い、
銀行振込をお願いした。
「振込先の口座番号教えて!」
「〇日くらいに振り込みに行けそう!」
「口座番号違わない?」
※ゆうちょ銀行へ他行から振り込む場合は通帳に書いてある番号とは違う番号が必要だった。
まぁ~知り合いだったからよかったものの、グダグダである

BASEを使えば、そのあたりの煩雑な業務を代行してくれるので、非常に助かる。

お客様もわざわざ銀行等に行く必要がないし、私も安心して待っていられる。

【納品書が簡単に作成できる】

先ほどの画像、赤〇が付いている部分を見てほしい。

“納品書をPDFで確認する”という文章があるだろう。
そこをクリックすると、なんと納品書を自動作成してくれるのである。

もちろん自分で作ったこだわりの納品書があるなら、それを使えばいいのだが、
特にそこにこだわりを持たないのであれば、これはめちゃくちゃ便利である

納品書の上半分のスクショである。
お客様情報から手店舗情報、購入商品の内容、単価、個数など必要な情報が自動入力されている。
これをいちいち手入力する手間を考えれば、
自社ロゴが入らないなんてデメリットはささいなことではないだろうか。



【発送したら】

実際に商品を発送したら管理画面下の商品を発送するボタンを押すと、確認画面が出て、
そこで相手に送る発送メールの文面を書くことができる。テンプレも用意されているので、悩む必要もない。

これだけでもう「またのご利用をお待ちしております!」だ。

【手数料について】

さて、先ほども「嫌だなー」と書いた手数料だが、実際どれくらい取られるのか。
詳細はBASE公式:手数料についてを読んでいただきたいがザックリ書くと以下だ。

かんたん決済手数料:販売金額(税込)+送料×3.6%+40円
サービス利用料:販売金額(税込)×3%
振込手数料一律250円+事務手数料500円(2万円以上は無料)

分かりやすく販売金額+送料=¥10,000とした場合で考えてみよう。

かんたん決済手数料:¥10000×3.6%+¥40=¥400
サービス利用料:¥10000×3%=¥300
手数料合計:¥400+¥300=¥700
となり、手数料は7%ほどになる。
それにプラス振込手数料750円がかかる計算だ。
振込手数料については後ほど詳しく書かせてもらう。

振込金額計算:¥10,000-¥700-¥750=¥8,550

【他サイト比較】

minne(ミンネ)は販売されると売上振込時に「注文(作品価格+購入オプション価格+送料)」に対して10.56%(税込)が販売手数料として発生する。
月末締めで、毎月販売があれば毎月振り込まれるので、毎月手数料が取られる。
※1000円以下は翌月繰り越し
詳細はコチラ

振込金額計算:¥10,000-¥1,080-¥172=¥8,748

Creema(クリーマ)は販売されると売上振込時に手数料12%※が引かれ、
さらに振込手数料172円(3万円以上で270円)がかかる。
振込申請をしたら振り込まれるので、販売金額が小さければ繰り越すことが可能。
(繰り越し可能期限は不明)
※販売金額によって手数料が変動する。販売金額9万円以上で9.5%、21万円以上で8%となる。
詳細はコチラ

振込金額計算:¥10,000-¥1200-¥172=¥8,628

手数料だけで見ればBASEが最も安いが、
minneやCreemaはそのサイト自体が集客をしてくれるし、振込手数料も安い。
では、BASEでサイトを作るメリットは何か

【売上金の振込手数料について】

【手数料について】でも書いたが、
BASEの振込手数料は一律250円と、
事務手数料が2万円未満で500円、2万円以上で無料という形態だ。
BASE公式:振込手数料について

つまり販売金額が2万円未満だと750円手数料で引かれることになる。

振込金額計算:¥10,000-¥700-¥750=¥8,550
これではminneやCreemaで販売したほうがいいではないか!
しかしBASEは振込申請を180日間待ってくれるシステムがある。
つまり最長6か月以内に2万円以上売上を立てられれば250円で済む。

6か月間毎月1万円ずつ、計¥60,000の販売があった場合
minneの場合
¥8,748×6=¥52,488

BASEの場合
(¥10,000-700)×6=¥55,800
¥55,800―¥250=¥55,500

その差¥3,062である。

半年以内に計2万円以上の売上が立つなら、BASEのほうが利益率が高い。

まずはハンドメイド作品販売サイトに出店して知名度を上げていって、
そのお客様を引き連れて自社サイト(BASE)を立ち上げる
というのもいいのかもしれない。



【BASEの魅力はカスタマイズの自由さとプロへの移行のしやすさ】

しっかり計算してみると意外とシビアだったBASEだが、それでも私はBASEを使うだろう。

無料で作れて使いやすい販売サイトの中ではカスタマイズの自由度が高いからだ。

minneはサイトの性質上ある程度の統一感を強制される。
ヘッダー画像であったり、店のタイトルのフォントは少し弄れても、基本的な構造は変えられない。
(それが見にくいというわけではないし、お客様からすればどこを見ても同じなので選びやすいかもだが)

BASEは無料の範囲内でもそれなりに弄れるし有料のテーマなどを購入すればさらに自分好みにカスタマイズできる。
instagramのshop now機能との連携も日本上陸直後から開始するなど、
新しい技術にもどんどん対応してくれている。
※ちなみにこれはminneも連携できる。

あとはプロっぽさ、というかハンドメイド作品販売サイトの宿命というか。
minneやCreema、今は亡きtetoteなどはハンドメイド作家の流行と共に大きく成長してきたサイトだ。
悪く言えば主婦のお小遣い稼ぎ用サイトとしての側面が非常に強く印象に残ってしまっていて
実際商品価格が異常に安いモノも多い。

「ちょっとお小遣いが手に入れば」
「買ってくれた人が喜んでくれれば」
「私が作った作品にそんな高い値段はつけるのは気が引ける・・・」
そうして市場価格ではありえない(原価スレスレ)の値段が付けられた商品が多数並ぶ中
専業として生き残ることは厳しいのではないだろうか。

お小遣い稼ぎではなく、しっかりと継続して稼いでいきたいなら、
BASEを検討する価値は十分にあると思う。