皆様はペストマスクというものをご存じだろうか。
画像のようにペストから身を守るために医師が身に着けていたマスクである。
2020年は何といっても新型コロナ
そしてマスクの年だった。
私も普通の布マスク作成から初めて色んなマスクを作ってきた。
耳が痛くなるという課題を解決するために
メガネに装着するようにデザインしたマスクMONKEY。
MONKEYに被せて使用することで
内布を洗えるようにし、衛生面の課題を解決したレザーマスクGoku(護空)
コンセプトは
“ギリ日常使い出来るペストマスク”
本格的なペストマスクはすでに
他の職人さんたちがハイクオリティなものを
作っている。
私は「いらないものはいらない」タイプである。
私の作った作品は使ってなんぼなのだ。
ペストマスクであっても例外ではない。
だからギリ日常使い出来る程度にサイズや装飾を抑えつつ、
ペストマスク的な要素、カッコよさを詰め込んだ。
さて、まずはご覧頂こう。
AigiS the BackgrounDのペストマスク”Karura”である。
病除の加護がある迦楼羅にあやかってKaruraと命名した。
くちばしを一般的なペストマスクよりも小さめにすることで
重さと派手さを軽減し使いやすくしてある。
カシメとハトメを多用しスチームパンクのような世界感を演出。
従来のペストマスクと比べてかなりシャープな形状
スッキリとしたシルエットを構築する。
革ジャンでハードに決めてもいいし
あえてベーシックなシャツスタイルに合わせることで
ドロヘドロのような雰囲気にしてもいいだろう。
装着法も通常のマスクと変わらない。
ゴムを耳にかけるだけだ。
※MONKEYと併用する場合はメガネのツルをシリコンゴムに通す。
ロックやゴシック、スチームパンクなイベントに繰り出すのにちょうどいいアイテムになった。
なんとこのペストマスク、販売中である(受注生産)
すっかりマスクが日常生活で手放せなくなってしまった。
きっとあと数年はそんな生活が続くだろう。
様々な色・柄・素材のマスクが目に付くようになった。
個性的なマスクをつけている人も増えてきた。
少しでも楽しんでいただければ幸いである。
頑張ろう。