ここ数ヶ月布マスクを縫う毎日。
しかし私は本来レザークラフター。
カッコよく、かつ実用的な革のマスクは作れないだろうか・・・と考えていた。
これはそんな私の闘争の記録である。
【カッコいいマスクデザインを思いついた!!】
ある晩シャワーを浴びていた私に電流が走る。
これだ!
急いでコピー用紙に描き殴る。
【レザーマスク型紙試作一号】
イメージ図と布マスクの型紙をもとに
実物大型紙を作成した。
↑ベースになったマスクはコチラ
【レザーマスク試作一号】
さてとにもかくにも形にしてみないと分からないことも多い。
早速作ってみた。
この段階では端を布マスク同様折り返してゴムを通す部分
を作る予定だったので、端を長くとっている。
(穴2個開けてゴム通せばいいじゃんって後から気づく)
なるほどこうなるのかという感じ。
ペストマスクをイメージしたような縫い目にしようと思ったが、
これは素直に裏返したほうがよさそうだ。
中央と上下でキッチンペーパー等のフィルターを挟むことで、
息苦しさの解消と簡単に交換ができるように設計したが、
上下の幅が狭く、挟みにくいことが判明した。
これをもとに型紙を修正し、試作二号の作成に入った。
【レザーマスク試作二号】
以降これがベースになる。
とりあえずマスクの形にはなったので、細かい改善点を探していく。
【レザーマスク試作二号の改善点】
まず第一にココ。
縫い目が鼻に当たって痛い。鼻あては必須だった。
中央の縦の線が細すぎて心もとない。
ここは太くした方がカッコよさそう。
あと横を普通のマスクと同じ形にしたので
顔のラインにフィットせず、シルエットが大きく見えてしまう。
顔に沿うように、かつ横から見た時にカッコよく見えるようリデザインしよう。
【レザーマスク試作三号】
私の拘り、あごのラインのデザインである。
デフォルメ強めなスカルリングの下顎のイメージ。
これはもはや性癖であろう。
かなり理想のイメージに近づいてきたが、
まだ横顔にフィットしていない。もう少し伸ばして直線を曲線に・・・
【レザーマスク試作四号】
そうして完成したのが試作四号である。
ドラゴンの翼モチーフのヨロイのようなデザイン。
世が世ならキッチンペーパーなど挟まず
こういうファッションアイテムとして
売り出せそうな作品に仕上がってきているような気がする。
試しに大きな穴の無い、よくあるレザーマスクを作ってみた。
これはこれでいいんじゃないか?という納得のデザインである。
たぶんこっちのが普通に売れるんだろうな。
【NEXT・・・】
大まかな方向性は定まった。
あとは実際に人間が着けたときによりカッコよくなるよう
パターンの微調整を行っていく。
手作りマスクを作成しているあなたのために。
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