最近海外展開について考えることがある。
日本だけに固執したビジネスは今後限界を迎えるような気がしてならないからだ。
あと単純にアメリカが好きってのもあるが。
ふとNHKの★世界はほしいモノにあふれてる★で
デンマークのキャンドルとかインテリアとか生活スタイルを紹介するのに
そのまま使って“ヒュッゲな空間”と短く言い換えていたのを思いだした。
海外で流行っているというニュースが頭の中で結びついた。
Leather craftという単語で海外に売り出しても差別化が難しい。
外国人も発音がしやすい日本語で置き換えることで、
独自性を持たせることはできないだろうか。
日本が持たれているイメージ(フジヤマ・ゲイシャ・ハラキリ・テンプラ・アニメetc)と
レザークラフト感が一緒に伝わるような4~5文字くらいの単語が望ましい。
まぁレザークラフト感は最後にクラフトをつけてもいいかもしれない。
ゲイシャクラフトみたいな(笑)
で、★こんまりさんについての記事★をさら~っと読んでいたら、
こんまりもアメリカ向けにローカライズしているということを書いていた。
部屋の片づけの前に部屋に向かってお辞儀をするのだそうだ。
つまり ★ドーモ ニンジャスレイヤー=サン★ のようなことだ。
禅のニュアンスを取り入れているのだ。
確かにアメリカのホビーショーでもZENとか盆栽のシルエットとか、
JAPANぽい雰囲気を出しているブースはそういう系統のモノが多かった。
手芸は一人、静かに作業に集中することが多いから、禅と相性がいいのかもしれない。
巨大工場が安く高品質な製品を大量に生み出せるようになってしまった
国において、手芸、レザークラフトはもはや生活必需品ではなくなってしまった。
“手芸が生活必需品から趣味へと変わった”と言われて久しいが、
を行わないと
これから先、独自性をもって生き残ることは難しいのではないだろうか。
そのように考え始めた海外展開用の名前、
Za-Zen(座禅)
Kan-sha(感謝)
という安直な二つを思いつく。
革製品そのモノではなく、
レザークラフトという作業・動作に焦点を当てて
“レザークラフトをする事で得られるモノ/コト”
を日本語で再定義するイメージで考える。
さらに、自分の人生において
レザークラフトがはたしてきた役割、みたいなことにまで
意識を広げてみてもいいかもしれない。
そうしてレザークラフトというコトに対する
自分なりの再定義ができたら、適切な言葉を探してみよう。
禅 用語集で検索すれば、上記のようなサイトが
たくさん出てくる。便利な世の中だ。
となると商品名も禅基準で考えると統一感が出しやすくなることに気づく。
現在、ミニマムサブウォレット デリンジャーという商品名で販売をしているが、
サイズが小さいということしか意味合いが合ってないうえ、
名刺入れなど、他の作品に銃の名前つけられるほど銃に詳しくないし、思い入れもない。
ロングウォレット=マグナムとかつけても・・・
例えばミニマムサブウォレットはDan-sha-ri(断捨離)という名前に変えてもいいかもしれない。
多くを持たず、最低限のお金とカードが入るように設計したのだから、
デリンジャーよりよほどこの財布の特性を表しているように感じる。
名刺入れはOnore(己)とか。
※少し調べると断捨離も己も別に禅用語ではないことがすぐ分かる。
何事もよくよく勉強しなくては・・・
海外展開するなら、格好にも拘りたくなってくる。
禅の教義からは外れてきそうだが(笑)
服装は作務衣とか甚平とかのほうがそれっぽくてよいのではないだろうか。
どっちも着たことはないが。
デニム製の作務衣なんかもあるようだし、
下は普通に洋服で、エプロン感覚で作務衣を羽織っても
それはそれでいいのかもしれない。
今回は海外展開という観点からつらつらと考えてきたが、
別に国内に限った話でも
このブレインストーミング的思考は非常に有効で
あるように思う。
ぜひアナタも試してみてはどうだろうか。
私もこれを機に禅について学んでみよう。