レザークラフトを嗜むみなさん、コバの処理は磨き仕上げとヘリ返し仕上げ、どっちが好きだろうか?
まずコバ磨きとヘリ返しってなによ?って方のために簡単に説明しておこう。
【コバ磨き】
革の端をトコフィニッシュやCMC、トコノールなどを用いて磨く手法。
レザークラフトにはまる人はだいたいコバ磨きか縫い目の綺麗さに命を懸ける。
命を懸けているような人たちが磨いたコバは何枚革が重なっていようが光輝く1枚の革にしか見えない。
ピカピカだが、こうして見るとまだ境目が分かってしまうな・・・
【ヘリ返し】
革の端を薄く漉いて(削って)折り返して仕上げる手法。
市販されている高級品はこっちが多いイメージ(あくまで私のイメージ)。
漉き工程の難易度の高さからこっちのほうが敷居が高いかもしれない。
漉きが出来なかった頃の私は1㎜厚の革を無理やり折り曲げてヘリ返しと言い張っていた。
若かったな。
漉きには革漉き機やセーフティーベベラ、豆カンナ、革包丁などを使うことが多いが、私はエッジャーという工具を使う。
もっと分厚くて固い革であれば横薙ぎ一閃で一気に削れるのだが、
これは1㎜厚の革をさらに薄くしているので、動画のようなやり方になっている。
端を薄くして折り返すことで、折り返した部分とそうでない部分の段差をできる限りなくしている。
どっちがより優れているというわけではなく、
目指す作品の雰囲気や単純に好みで仕上げは選ぶものなので、
どっちが好き?と聞くのも無粋なのだが、まぁ単純に興味本位である。
ちなみに私は今ヘリ返しにハマっていて、ヘリ返しを隙あらば多用したいお年頃なのである。
皆さんはどうだろうか?
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