人ってのは自分の見てきた範囲でしか想像が及ばないものだ。
つまり知らない仕事はやろうとも思わない。
憧れの姿はおしゃれな雑貨屋、カフェ、居酒屋、ラーメン屋、Youtuber・・・
かくいう私も雑貨屋にあこがれた。雑貨屋を開くべく勉強を始めた。
当然だが、話す人話す人に厳しい厳しいと言われる(起業のための努力の一つもしたことないくせに)
理想のお店がそこにすでにあるんだからみんなそっちに行ってしまう。
スタートダッシュで出遅れてしまった私たちはどうすればいいのか?
それを考えることが、起業計画の醍醐味でもある。
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【まずは調べよう】
雑貨屋を開きたいと思ったら、まずは調べよう。今はインターネットが発達しているから、いくらでも情報は入ってくる。とにかく勉強だ。最初から最後まで勉強し続けたものが勝つのだ。
本もたくさん出ている。中には優しいことばかり書いてある本もあるが、まぁ読んで無駄になる本なんてそうそうない。特に起業の勉強を始めたばかりなら。
書を捨てよ!街へ出よう!とはだれの言葉だったか。実際に歩いていろんな店を見て回るといい。買い物をするために商品だけを見ていたのが、こんな什器を使っていたんだとか、ここでお客様を引き付けて、次はここに引き込んでいこうとしてるんだな(導線の設定)とか、BGMをこの位置から流すことで外界の音を遮るようにして非日常感を出しているんだとか。
お客様は実際どんな風に動いて、どんなものを買っているのかなど、いろいろ気づけるようになるはずだ。
【自分に向き合おう】
さて、いろんなことを調べていくうちにぼんやりとでも自分の店のイメージが湧いてくるはずだ。
ふわふわした空気のようなお店の、その骨格を組み立てていくのだ。
自分はどんなものを売りたいのだろう。なんでそれを売ろうと思ったのか。
自分の店を持ち、それを売っていくことで3年後、10年後どのような自分になっているか。
【お客様に向き合おう】
お店を続けていくうえで不可欠な要素。
自分が店を出すことでお客様はどういう価値を受け取ることができるのか。
それを考えずに、起業がうまくいくはずがない。逆にお客様がほしいものをきちんと売れるように扱っていれば、売れるわけだから、つぶれることもない。
万人が買いに来るお店は作れない。そんなものはアマゾンに任せておけばいい。あなたが商品を届けたいお客様の姿をはっきりと見えるようになるまで、イメージしよう。
例えば私は「30~40代の年収500万程度の何か新しい趣味でも始めようかと思っているが、きっかけがなくてなかなか手を出せないでいる男性」をメインターゲットに想定して準備をしている。
客層の設定は大事だ。例えば「年収200万でアルバイトをしながらなんとか食いつないでいるフリーター」をターゲットにしてもなかなか雑貨屋に買い物に来てはくれないだろう。
言い方は悪いが“お金を持っている層、お金を払ってくれる層”にフォーカスした店舗作り、商品ラインナップを考えるべきだ。
【数字に向き合おう】
さぁ骨格が見えてきただろうか。見えてきたら、数字という肉を付けていこう。
必要な備品類、商品仕入、出店場所、家賃、もろもろを加算していって必要な開業資金を計算しよう。
さぁ事業計画書を書こう。経営計画を建てよう。
★創業サポート事業★
できれば1か月単位で3年分くらいを考えるといい。開業して1年で軌道に乗せて、2年でこれくらいの利益が出るようになって、3年目はその利益でこういう新しい事業を始めてさらに拡大していって・・・
厳しく厳しく数字を詰めていくと、最初の計画がいかに幼稚でずさんで夢見がちであったか分かってへこむかもしれない。
しかし、3年後も生き残れる試算ができれば起業の恐怖は少しだけ和らぐ。
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